是々非々でいくと・・・・

 最近この地域で起こっているいろいろな問題で、本紙および当サイト(ブログ、炉端会議)でも関心をもって取り上げている問題を、小紙なりの「常識」あるいは「良識」で感じたり、考えたことを表記すると、以下のような感じになります。

北総線運賃問題
 本紙10月10日付で取り上げたように、県と沿線6市2村で合意し、京成・北総と取りまとめようとしている「5%値下げプラン」なるものは、この地域の住民として、全く評価できないし、関係者は一生懸命取り組んでいるのでしょうが、「結果」を待っていた住民の率直な感じとして、やはり失望を禁じえないといったところでしょう。小紙としても、引き続きこの問題をフォローしていくつもりですが、今後はこの「5%値下げプラン」に対する失望をも踏まえてのフォローということになります。

◇白井の梨ブランデー事業
 これまでこの事業に関わってきた人たちの多くが、どこか当事者意識を欠き、「親方日の丸」的な意識で関わってきた印象が強く、また多くの関係者が、問題に正面から向き合うことをせず、逃げ腰だったように思えます。
 そうした中で、現在会社の破産処理をめぐって対立している関係者(市側の市長、市民経済部長(会社の代表取締役)と草間氏)が、初めて「当事者意識」をもって、この問題に向き合っているようにみえるのは、甚だ皮肉な現象といえます。特に、市側の市長と市民経済部長は、たまたま巡り合わせで最もしんどい局面でこの問題に向き合わざるをえない立場に立たされているわけですが、こうなったら、市民および個人株主といった人達も、できるだけ傷が軽く済むように、市長・市民経済部長を応援しながら、事態の推移を見守るのが、賢明なのではないでしょうか。これは、白井市としての一種の危機管理の問題でもあると思います。

◇合併問題
 本埜村長の異常きわまる対応から、とにかく合併の流れを「守りぬく」ことが、最優先課題かと思います。これは、合併に賛成か反対かという立場を越えて、この間の本埜村長のような振る舞い、やり方によって、合併が壊されるとしたら、この地域の民主主義、住民自治といった問題に大きな傷跡を残すのではないでしょうか。村の職員など、村長に近いところで仕事をしている人達からの情報でも、村長の「合併つぶし」の動機は、きわめて個人的で、利己的なものとしかいえず、しかもそのやり方は、悉く異常、陰湿なものです。たった一人のクレイジーというしかない人物の、イレギュラーな行動によって、住民がリコールで、議会が不信任で表現した「民意」が踏みにじられるのだけは、絶対避けるべきだと思います。これも、本埜村全体としての、そして合併パートナーである印西市印旛村をも含めた地域全体としての危機管理の問題として、できるだけ卒なくこなしていく必要があると思います。